プリアカン・コンポンスヴァイ

秘境・プリアカン・コンポンスヴァイは、シェムリアップの市街から片道180キロのところにある、ヒンドゥー教と仏教の混合寺院です。崩壊が激しく、ほとんど修復の手が加えられていません。

13世紀頃にスールヤバルマン1世と、ジャヤバルマン7世によって建立されたといわれています。外周壁が5キロもある巨大な遺跡で、アンコールワットの5倍近い大きさを誇ります。マニアックな遺跡で、観光客にほとんど遭遇することはありません。

ロングドライブ中、国道6号線から脇道にはいると、そこからは赤土の未舗装路。道程の半分ほどを費やします。途中の集落では、藁や板作りの伝統的な家屋がまばらに建っています。時折村を通りすぎる以外は、森やジャングルといった風景が続きます。

ようやく遺跡のサインを発見、まずは貯水池のそばに立てられたスラドムライを見学。珍しいヒンドゥー教の神様、ガネーシャの顔をした仏像が安置されています。休憩後、プリアカン・コンポンスヴァイの巨大なエントランスの遺跡をくぐり、敷地内へ。途中、まだ完全に崩れ去っていない図書館の建物を見学。その後は大プリアカンへ向かいます。

かつて威容を誇っていた巨大な寺院も、現在は瓦礫となってほとんど当時の面影を忍ぶことができません。道が整備されていないため、瓦礫の山のうえを進んでゆきます。崩壊した中にも、まだ形の残っている石室のうえにのぼり、当時の人々がここでどんな生活をおくっていたかをしばし想像。

修復されていないベンメリアなど、栄枯盛衰を感じさせる、廃虚のような遺跡を好まれる方は、ぜひ訪れてみることをおすすめします。

崩壊した遺跡を植物が覆う

崩壊した遺跡を植物が覆う

手前にある祠堂。アンコールトム様式の仏顔

手前にある祠堂。アンコールトム様式の仏顔

大プリアカンへの門

大プリアカンへの門

崩壊寸前の図書館

崩壊寸前の図書館

スラドムライに施された彫刻

スラドムライに施された彫刻

祠堂の搭

祠堂の搭

巨大なガジュマルが遺跡を飲み込む

巨大なガジュマルが遺跡を飲み込む

未舗装の赤土の道路

未舗装の赤土の道路

伝統家屋が建ち並ぶ

伝統家屋が建ち並ぶ

"プリアカン・コンポンスヴァイ"の関連ツアー

プリアカン・コンポンスヴァイ ツアー
160ドル/人

ツアー時間・6時→18時30分頃

→プリアカン・コンポンスヴァイの詳細はこちら。


※お二人以上の場合。お一人様の場合は320ドルとなります。
※遺跡の入場券は必要ありません。
※日本語ガイド
※冷たい飲料水付き
※車両込み
→お問い合せ・お申し込みはこちらから